55回H20.11.29 ハイライト武甲山(秩父)・・信仰の山



 11月29日(土)雲ひとつないほどの快晴 午前6時、総員24名・三洋正門前駐車場をマイクロバスで出発。国道407〜140号「秩父道の駅」でトイレ休憩の後、横瀬・生川登山口7時半着。
標高500mのこの辺りは紅葉が盛りを過ぎた程度でかなり見事な茶色の絶景。
ススキも多く秩父名物の柿も熟し田舎ののどかな晩秋の装いである。
軽いストレッチと服装を整え8時、「武甲山御嶽神社」一の鳥居(一丁目標識)より歩行開始。
八丁目、20cm位のマスが悠々と泳ぐ養魚場で小休止。不動滝を右手に見ながら、名残の紅葉や宝石のように輝くムラサキシキブの点在する杉林を暫く進む。
9時半まえに大杉の広場へ到着、集合写真と小休止。5メートル前後の幹周り、樹齢700年以上といわれる巨木が点在し、まさに御神木という感じで山岳信仰の参道に相応しい。
 長い杉林道が雑木林に変わり、見通しがよくなり右手に石灰石を積み上げたようなロックヒルダムを思わせる石ころ山が見える。間もなく、五十二丁目の山頂・御嶽神社に10時半すぎ着。
神社脇には最近降った雪が残り霜柱もあって気温は8℃、風がありかなり寒い。
神社裏手の山頂からの眺めはすばらしく、足下に秩父の市街地が一望でき、中間は薄青い秩父連山が、そして遠景は雪をかぶった浅間山や日光連山が白く輝き見事な眺めである。
山頂の標高標識「1336−41+9」(1304m)はセメント採掘で崩され続けている山の歴史を物語っているのか、複雑な表示でおもしろい。神社下で風を避け昼食をとって11時20分下山開始。
落ち葉を踏みしめながらのなだらかな下りはのんびり、行きに気づかなかった杉林の中の苔むした祠や木々の間から紅葉が余裕で見られ、快調そのもの。
麓付近ではウメモドキの実が際立って赤く輝く。午後1時半バスの待つ登山口へ無事下山。

 合角ダムサイトにある「吉田元気村」で入浴と乾杯。道の駅「龍勢会館」で名物「しいたけ」や「つるし柿」など農産物のショッピングを楽しみ、午後6時全員無事大泉着で幕。

集合写真は「クリック」で拡大します

武甲山御嶽神社の一の鳥居をくぐる 登山道
不動滝 ムラサキシキブ
杉林の朽木 大杉の広場で
大杉の広場の巨木 巨木を見上げる
 御嶽神社の鳥居   御嶽神社の前
 神社の脇の残り雪   山頂からの秩父市眺望
 山頂の標識(1336−41+9m) 秩父連山の先に浅間を望む
冠雪の浅間山 眼下に市街地を見る@
眼下に市街地を見るA 山頂の表示盤
苔むした祠 谷あいの紅葉
快調に下山 滝の風景
下山途中の紅葉@ 下山途中の紅葉A
ウメモドキ 下山途中の紅葉B
紅葉の中を下山風景 下山途中の紅葉C
1丁目の道標